プロダクトコンセプトの再定義
概要
- 契約ライフサイクル管理システムのコンセプト再定義
担当範囲
- UXデザイン
- プロトタイピング
- プレゼン資料作成
開発期間
- 2021年10月-2020年3月
プロセス
下記のプロセスを担当しました。
- 課題の特定
- プロトタイピング
- コンセプト資料作成
経緯
プロダクトについてユーザーから、使い方や運用の仕方がよくわからないというフィードバックが多数寄せられていました。
顧客要望整理・ヒアリングなどをして見えてきたのは、プロダクトのコンセプトレベルで方針が不明瞭であるということでした。これにより機能が乱立してしまい、ユーザーはどの機能を使って業務を行うべきか迷っていました。
この結果を踏まえてPdMと2人で、プロダクトはどうあるべきなのかから再整理することを始めました。
課題の特定
顧客要望を分類し、顧客はこのプロダクトを通して何をしたいのかを抽出しました。
また、各ロールのユーザーが行う業務フローと、現在のプロダクトの機能をマッピングして業務が分断してしまうポイントを洗い出しました。
この業務フローを見ながら法務経験者とディスカッションをし、法務は各フローの中で特に何を重要視しているのかを把握しました。
プロトタイピング制作
プロダクトのコンセプトとして大きく打ち出すポイントが定まったので、プロトタイピングを始めました。作りながらPdMとリアルタイムで会話をしていくことで、実際に作る必要がある機能や設定などを特定していきました。
この作成中のプロトタイプは都度ドメインエキスパートやビジネスサイド、開発と共有してFBをもらうようにしていました。
ユーザーヒアリングできるようなレベルのプロトタイピングを作り始めるにあたって、Figmaのコンポーネントライブラリも整備し、すばやく改善ができるようにしました。
新コンセプトの発表
完成したプロトタイプや各種資料をビジネスサイドに展開していき、それぞれ部署での影響範囲を確認してもらいました。
それだけではなく、全社の共通認識として今まで整理してきたことをよりわかりやすく言語化し、なぜこの改善をしたほうが良いのかを会社のミッション・バリューから繋げて語る社内プレゼン資料を作成しました。
社内外の反応
資料をもとに全社会でのプレゼンを実施したところ、社長・役員をはじめ多くのメンバーからの共感のリアクションをいただきました。
この新しいコンセプトによる体験を早くユーザーに届けたいという声が多く寄せられ、また既存ユーザーからも新しいコンセプトのプロダクトを早く使いたいという声を数多くいただいています。